藍島

【訪問時期】2016年5月

藍島(あいのしま)は福岡県北九州市にある島です。
何にもないけれども、それが良い、のんびりとした島です。

新幹線の全列車種別が止まる小倉駅から
歩いてすぐの場所に、この島に行く船が出ています。

そこから約30分ほどの乗船でこの島に着くのですが、
北九州市は有数の工業地帯であり、
海から工場や風車を眺めながらの船旅は、それだけでも楽しいです。

船着き場までは小倉駅から歩いて10分ほど。

当時の船内はこんな感じですが、今は変わっているかもしれません。

当時は、片道400円で行けましたが、運賃改定があり、今は片道600円です。(2020年10月現在)

関門海峡が近いため、船の通りも多いです。

船から眺めた工場群

そんなこんなで30分

あっという間に藍島に到着です。

やや離島感のある待合所

ちょっとタイムスリップしたかのような懐かしさを覚えます。

藍の島は猫の島でもあり、
港の近くではたくさんの猫ちゃんがお出迎えしてくれます。

そんなこんなで、島の散策を始めます。
船着き場から歩いて30分ほど、島の最北端にある千畳敷を目指します。

ちなみに島のマップはこちら。
南北に長い形をしており、
南側に船着き場、北側に千畳敷があります。

「The島」 という感じの細い道、よいです!

こちらは「藍島遠見番所旗柱台」という史跡。

江戸時代にこの辺りで行われていた
中国船による密貿易を取り締まるために、
こちらの旗柱を使って大旗をあげて、小倉藩に伝えたのだという。
ここで掲げた大旗は小倉藩だけでなく、
長州領や福岡領からも確認できたとのこと。

ただの石柱にしか見えませんでしたが、
ここでその昔、男たちが海を見渡し、大旗を揚げていたと思うと、、

うーむ。

。。
感慨深いですねと書こうとして、
個人的には感慨深くないことに気づきました。

色々と歴史に想いを馳せていると、
着きました。島の景勝地、「千畳敷」です。

こちらの千畳敷、潮が引くと、
ご覧のように、広く平な岩場が現れます。

千畳敷と呼ばれる岩場は日本各地にありますが、
ここまで平らで広い岩場は、他にあまり見たことがないです。

なんだか南の島の海に来たかのような
透明度と穏やかさ、そしてこの青さ。
この島には、そういった要素は期待していなかったので、
思わぬサプライズにテンションも上がります。

一通り穏やかな海の景色を堪能して、船着き場へと戻ります。

こういった何でもないただの道でさえ、
思わず撮ってしまいたくなるのが、島の魅力ですよね。

船着き場のある、南の海岸に来ました。

こちら側は、先ほどの千畳敷の景色とは違って、
北九州の工場群が見えますが、相変わらず海の水はきれいです。

砂浜と、海と、工場と、それから、、

ひゅーっ、ひゅーーっ!
(心の中ではやし立てる筆者)

いったいこの景色を見ながら、どんな話をしていたのでしょうか。
でも、なんだかいい写真が撮れた気がします。


いかがでしたでしょうか?
都会に住む皆様も、意外と身近に
のんびりとできる場所があるかもしれません。

何も考えず、ぼーっとしたい。のんびりしたい。
自分はそんな時、結構島に行きたくなるのですが、
島にはゆっくりとした時間が流れていることが
多いのでおすすめです。

ぜひ、身近にある島をチェックしてみてはいかがでしょうか?

参考情報

※以下2020年10月現在の情報です
【関連サイト】
 北九州市HP 小倉航路
【アクセス】
 (船乗り場)JR小倉駅徒歩約10分
 (藍島)船乗り場より乗船約30分
 連休中やその他多客期は整理券を配布する場合あり。
 ※整理券のない方は乗船できませんのでご注意を。
【運賃】
 (片道)
  大人 600円
  小人 300円
 (2枚ペア切符)
  大人2名往復 2,000円 
 (4枚ファミリー切符)
  大人2名小人2名往復
         3,000円
【その他】
 島に飲食店等はないので、
 飲食物は要持参です。
 ※飲料自販機はあるとのこと。

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